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嫁が妊娠しました」って言いに行くwww このエントリーを含むはてなブックマーク


「嫁が妊娠しました」って言いに行くwww



1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 15:27:58.43 ID:mtIWpott0
いやはやww
嬉しすぎてスレ立てちゃったww
結婚8ヶ月、ようやくwww
嫁、妊娠四週間ww
紆余曲折しながらも辿り着いたww
連休も相まって俺の実家と嫁の実家に報告しに行くww
思い返せばここまで色々あったww
プロポーズしてから結婚式あげるまで、結婚してから今日に至るまで……。
まあ、ちょっと書いていく。





<おことわり>
こちらは
「娘さん下さい!」って言いに行くww 前編
「娘さん下さい!」って言いに行くww 後編

の続きですが…

物凄く中途半端です!!!



3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 15:28:39.61 ID:mtIWpott0
プロポーズは4月にした。
んで嫁のお母さんに頭を下げに行ったのが6月初旬。
緊張したけどおk貰って、後は結婚式挙げるだけってなった。
式場はちっちゃいチャペル。緑に囲まれた雰囲気のある場所。



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 15:29:49.83 ID:mtIWpott0
呼んだのはお互いの親族含め15人程度。いわゆる『小さな結婚式』だ。
もっと豪勢にやればいいのにと両家から結婚資金の提供もあったけど断った。
迷惑も掛けたくなかったし、第一、嫁がそこでの結婚式を望んだ。

――絵本の中に出てくるような教会で結婚式を。

なんて言うんだ。



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 15:31:22.37 ID:mtIWpott0
嫁は昔から結構頑固で。
これ、と言ったら聞かない。
雰囲気も嫁にピッタリだし、落ち着いた感じで式が出来るから俺はとやかく言わなかった。
とはいうが式場を見学しに行った時の嫁の嬉しそうな顔を台無しにすることなんて俺には出来なかっただけwww昔から嫁には滅法弱い俺ww



14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 15:32:37.16 ID:mtIWpott0
式の当日は晴れたし、式自体も特に問題なく行われた。
式が終わって教会を出るとライスシャワーとフラワーシャワー。
想像しているものよりも華やかなものではなかったけど友人達が用意してくれたということにめちゃくちゃ感動したねww



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 15:34:19.16 ID:mtIWpott0
階段を下りると俺と嫁は振り返った。
周りでは祝福の拍手。笑顔。
頭を下げてお礼をする。
教会の小さい鐘はまだ鳴り響いていた。
これがまた心地よいもんで。思わず聞き入っちゃったけど、ハッと我に返って嫁を見た。
嫁はまだじーっと鐘を見つめている。
そして俺の視線に気づいて笑顔を向けたんだ。
「きれいなおとね」
俺はその言葉を聞いて人目も憚らず思わず嫁を抱きしめてしまった。



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 15:36:11.50 ID:mtIWpott0
笑顔が素敵だったからじゃない、ウェディングドレスが似合いすぎていたからじゃない、ましてや酒に呑まれていたわけでもない。
じゃあ、どうして?
いやね、俺の嫁は耳聞こえないんだ。
鐘の音どころから俺の返事だって正確には分かりやしないんだ。なのに「きれいなおと」なんて言うから。その言葉が健気すぎてついねwwww



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 15:39:21.23 ID:mtIWpott0
「ああ、綺麗な音だな」
抱きしめながらそんな返事をした。
なんか泣けてきちゃってね。
「せんせ……」(俺は嫁にこう呼ばれているw)
って言って嫁も抱きしめてくる。
俺は泣いているのばれない様に必死で隠した。そんで改めてこの子を大事にしていかなくちゃって思った。
そんな結婚式でした。
そんなスタートでした。



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 15:41:09.76 ID:mtIWpott0
結婚式まではホントまったーり幸せな感じでこれた。
でも、ここからが大変。
先ずは住む場所。
俺は一人暮らしをしているんだけど、そこと嫁の住む家は結構近い。
だから結婚式挙げるまでは同棲はしなかった。



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 15:43:55.90 ID:mtIWpott0
でも結婚して正式に夫婦となったからには同じ屋根の下に住むのは当然。
前々から俺のアパートで暮らそうってことにはしていたから予定通り一緒に小さな部屋に住むことになった。
俺は会社に行って、彼女は専業主婦。
最初は良かった。
でも徐々に問題点が浮上してくる。



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 15:45:37.28 ID:mtIWpott0
一つは俺の帰宅時間。
仕事場は当時のアパートから遠かった。乗り継ぎ含めると二時間近く掛かった。
残業なんかで遅くなるとたまに終電逃すこともあった。
別にたいした問題じゃねーだろなんて思うかもしれないが、嫁が失聴者ということもあって心配で仕方がなかった。
何が起こるか分からない。
スーパーでの帰り道、車の音に気付かず事故にあってしまうとか。耳が聞こえないせいで何かトラブルに巻き込まれた時にどーしようなんて思っていたんだ。
彼女は「へーき」と言う。



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 15:48:09.84 ID:mtIWpott0
そりゃそうだww
健聴者と同じ生活を今まで送って来たんだから。それが結婚したからといって急に日常生活で困ったりするようになることはない。
でも、俺は心配症で。いや、実のところ結婚してから自分がそんな性格だということを知るようになったwww
今までは結構自分本意で行動していたからwww
でも、家族を持つようになって変わった。優先順位が変わった。嫁のことが一番気になって仕方なくなっちゃったんだな。



51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 15:49:43.84 ID:mtIWpott0
だから、とにかく終電を逃すことはおろかなるべく早く帰って彼女の安否を確認して家事の手伝いもしたいと思うようになったんだ。
とまあ、心配症が祟って色々考えるようになったんだが、家に早く帰りたいと思うようになった原因は嫁のことだけじゃない。
俺の帰りが遅いと決まって嫁のお母さんがアパートに来るんだ。



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 15:50:24.31 ID:xHxPitPn0
15名程度の結婚式って費用どんくらい?


65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 15:54:47.13 ID:mtIWpott0
>>54 チャペル貸切含めて30マン。


親心からだろうね。
今の今までずっと一緒に暮らしていたわけだから心配になるのだろう。
夫である俺がいないと思うと気が気でならなかったと思う。嫁のお母さんも働いているので仕事後の疲れた体に鞭打って娘の様子を見に来るわけだ。
俺のために用意した晩御飯を一緒に食べたり、何気ない親子の会話をしていたらしい。
「すいません」
と俺は幾度となく謝った。



69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 15:56:23.62 ID:mtIWpott0
「とんでもないですよ。あなたは仕事を頑張っているのだから謝る必要はないのよ」
その度にお母さんは優しい笑顔で返してくれた。
もうそれが逆に申し訳なくて。
「せんせ、わたしもたいじょぶよ。さみしくないよ」
嫁もそうやって言う。



73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 15:57:51.89 ID:mtIWpott0
そうなると結婚した理由も分からなくなって。
嫁を支えないといけないのになんもできてないって思うようになったわけ。
結婚すれば恋人でいたときよりももっと彼女をサポートできると思っていたのにこれでは本末転倒。自分の軽率さに呆れかえる毎日だったと思う。



86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:00:59.86 ID:mtIWpott0
だからある日、俺は思い切って課長にお願いした。
嫁のことを説明して残業を減らしてもらうとか、家に仕事を持ち帰ってもいいかとか。今思えば結構大胆な事を言っていたと思うwwwまだ新人なのになww
でも、課長はホントいい人で。
「了解した」
と機微の少ない顔でおkをくれた。



87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:01:41.02 ID:mC9N2GOG0
>>1・・・まさか「せんせたいすき」?
まとめで見たことあるんだが・・・


90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:01:57.95 ID:Hzi9UWCi0
塾の講師のやつだっけ


91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:02:08.04 ID:mtIWpott0
次の日から会社の人に罪悪感を覚えつつも俺は今まで以上に働いた。
休憩時間? 知らない知らない。
嫁の作ってくれた弁当を食べながらがむしゃらに仕事に励んだ。
寸暇を惜しんでとにかく早く仕事を終わらせることだけに意識を働かせていた。



103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:05:01.59 ID:mtIWpott0
「おい、もう帰っていいぞ」
少し遅くなるといつものように課長がそう言ってくれた。
俺は何度も頭を下げて会社を出る。
この時が一番心が痛んだよwwww



115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:08:22.84 ID:mtIWpott0
でも家に帰ると嫁が待っている。
チャイムの音も、鍵を開ける音も、ドアを開ける音も絶対に聞こえないはずなのに嫁は俺が玄関に入るとすぐに出迎えてくれた。
「せんせ、おかえりなさい」
って笑顔で。
これが俺の全て。
仕事の疲れも一気に吹き飛ぶ。誇張ではなくマジでwww



127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:12:07.92 ID:mtIWpott0
そんな生活が二週間ぐらい経ったある日。
仕事から帰って晩御飯を食べているとふいに嫁が「さいきんかえりはやいよね」と言いだした。
俺は何の気なしに早く帰らせてもらっていると伝えた。お前のことが心配だからとちゃんと理由も添えて。
そうしたらなんだ、嫁が急に不機嫌になったんだwww
「どうしたんだよ」
「なんてしんぱいなの?」
(会話は手話と口の動きでするようにしている。時には筆談も交えてね)



133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:13:09.34 ID:mtIWpott0
「なんでって……」
「わたしはかじもてきるし、せんせのかえりをまつこともてきるのよ。はやくかえってきてなんてわがままいってないてしょ?」
なんか涙目な嫁。
「おいおい、どーしたんだよ?」
俺はしどろもどろwww



147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:16:03.69 ID:3s8fBVqh0
>>1
どこかで見たことある


150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:16:20.10 ID:mtIWpott0
そうです。
前にもスレ立てました。
塾講師してたものです。


157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:19:01.68 ID:qV/YAVrT0
予備校のせんせか?
思い出したぞ



160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:19:52.01 ID:mtIWpott0
>>157
はい。


168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:21:09.39 ID:zybb1czu0
嫁と塾で知り合って年離れてるんだよな
前のスレ見てたよ
本当におめでとう

>>168
そうです。


169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:21:11.60 ID:mtIWpott0
俺の飲んでいたビールを少し口にしただけで酔っぱらったのか?とも思った。
「ちゃんと『おくさん』てきるのよ!」
驚いた。
めったに声上げない嫁だから。
それから一切口を聞いてくれなくなり、嫁はそのまま食器を片づけて、風呂に入って、寝てしまった。
なんか俺も癪に障って。
お前のために色々と考えてやったんだろーが!と嫁から離れて、しかも背を向けて寝た。



176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:22:20.87 ID:qnhvDi0L0
てきるのよって何ですか


181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:23:24.21 ID:mtIWpott0
>>176
嫁はダ行が発音できないだ。



188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:25:37.34 ID:mtIWpott0
次の日。
朝の挨拶も交わさない。
いつも手渡してくれる弁当すらない。
はいはい、そーですか。
俺も憮然とした態度をとって家を出た。
職場についてもなんかやる気がでない。だからダラダラと時間だけが過ぎてしまいいつもの退社時刻になった。
例によって課長が「帰らなくていいのか?」と声を掛けてくれる。
でも、俺は引きつった笑顔を見せて「いや、今日は残ります」と答えた。
課長はそれ以上何も言わなかった。



199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:27:39.16 ID:mtIWpott0
そして八時過ぎ。
周りにはほとんど人がいなくなった。
課長も帰る準備をしている。
「お疲れさまでした」
とパソコンに顔を向けつつ俺は挨拶をした。
すると課長は出口に向かわずに俺の横に歩いてきたんだ。
「ちょっと付き合いなさい」
俺は仕事が終わっていないにも関わらず頷いた。



210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:29:51.18 ID:mtIWpott0
向かった先は居酒屋。
同期とならばたまに飲みに行くが上司とこうやって酒を交わすのは初めて。ましてや一対一だ。
かなり緊張したwww
やっぱ無理な要求したから会社クビになっちゃうのかな、とかよからぬ心配をしていた。
「どうだ、新婚生活は?」
ビールを片手に話を切り出した課長。
「まずまずですね」
俺もビールをグイッ。



220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:31:27.32 ID:mtIWpott0
「まずまずか……」
「ええ」
「俺には結構大変そうに見えるが」
「そうですか……ね」
「自分では気付いてなくとも顔に疲れが出ている」
俺はビールをテーブルに置いて思わず顔を触ってしまった。



229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:33:51.33 ID:mtIWpott0
「はは、奥さんのことだけじゃなく仕事もあれだけやっていれば疲れも溜まってくるだろう」
課長も笑ったりするんだ。
「いやはや、面目ないです」
「奥さん、耳が聞こえないんだったな?」
「はい、先天性のものではないですけど」
「コミュニケーションは上手く取れているのか?」
「ええ。手話とか筆談でなんとか」
「そうじゃない」
課長が頭を振った。



234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:34:54.62 ID:mtIWpott0
「はい?」
「なんかあったんだろ?」
「……と言いますと?」
「特に仕事があるわけでもないの今日は会社に残っていた。考えられる原因は一つだけだろ?」
俺は俯いた。



243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:37:34.57 ID:mtIWpott0
「ちょっとした痴話喧嘩を」
「ほう」
「ダメですね。昔からです。妻のこと分かっているようで分かっていない。彼女の思う本当のところを理解できていないんです。伝え方が制限されているから。彼女が何を考えているのかたまに分からなくなります。結婚してから以前にも増してそう感じられます」
「誰だってそうだろ。奥さんの耳が不自由だからじゃない」
課長は空になったビールジョッキを置くと店員を呼んで追加した。
見た目に寄らず酒の進みが早い。



246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:39:03.54 ID:mtIWpott0
「夫婦になると当たり前じゃないことが当たり前になって、逆に当たり前だったことが当たり前じゃなくなる」
そう言うと課長は運ばれてきたビールを一気に喉に流し込んだ。
「はあ……」
俺はその豪快な飲みっぷりと言葉に間の抜けた返事しかできなかった。



251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:40:28.84 ID:mtIWpott0
「どうして喧嘩なんかしたんだ?」
切れ長な目が俺を捕えて離さなかった。
「えっとですね――」
俺は前の日の事を淡々と話した。ビールを片手にだったから嫁との馴れ初めもちょいちょい挟みながら課長に話したんだ。



259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:41:27.09 ID:mtIWpott0
話を終えた頃には課長はジョッキを五本くらい飲んでいた。
しばらく沈黙の後、顔を赤らめた課長が口を開いた。
「いいよなー、ほんとうらやましいよなー」
人が変わったような喋り方をしだした。
「ちょっと、課長ww酔ってます?wwww」
思わず噴き出してしまったww



271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:44:29.45 ID:mtIWpott0
「切実な悩みかと思ったら、単なるお惚気話じゃないかー、なんだよー、ちくしょー、ウチの奥さんなんて朝起きてきやしないぞぉ」
完全に酔ってたww
「話を聞く限りさー、お前の奥さんはお前に迷惑を掛けたくないと思ってんだよ。自分のせいで、ってさー」
ふむふむ。
でも、そんなことより課長の酔いの方が心配だったwww
「課長、今日はもう帰りましょう。明日も仕事ですし、奥さんも心配しますよ!」
「先寝てるって!間違いない!先寝てるって!」
お酒って怖い……初めてそう思ったwww



279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:46:38.70 ID:mtIWpott0
俺は課長の傍に寄り帰宅を促した。
すると課長がおもむろにバッグに手を掛けてゴソゴソと中身を探る。
まさかそこに吐く気じゃないだろうな、と思って制止しようとしたが違った。
俺は数枚の紙の束を差しだされた。
「余計なお世話かと思うが」
俺はその紙に目を通した。
様々な物件情報が記されていた。
「これ、なんですか?」
俺の会社は不動産関係じゃない。
よく見れば、会社から近いところばかりのアパートやマンションだった。



285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:48:18.91 ID:mtIWpott0
「引っ越されるんですか?」
「ばーか!」
怒られたww
「俺の知り合いに不動産屋に聞いて安い物件探してもらったんだよ」
「へー、って、え?」
「仕事と家庭の両立をしたいなら職場の近くに住めよ。奥さんもお前もその方が気が楽なんじゃないか」
俺の、いや俺たちのために課長が色々と動いてくれていた。



306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:54:10.61 ID:mtIWpott0
なんか泣けた。
長い付き合いでもないのに、ただ会社に迷惑を掛けていただけの人間なのに、ここまでしてくれているなんてと。
「いつ渡そうかと思っていたが、いい機会だ。貰っておけ。新婚の内くらいは嫁さんを大事にしなさい」
酔っぱらいながら口元を緩める課長。
ほんといい人だ。



317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:57:05.82 ID:mtIWpott0
千鳥足の課長をホームまで見送って俺もダッシュで帰宅。
『昨日は悪かった。今から帰る』
と嫁にはメールを送った。
駆け足で階段を下りる。
すると人影が飛び込んできた。暗闇の中のそれに驚いたがすぐに安堵へと変わる。
「どうしたんだよ、こんなところで」
「へへ……」
嫁はコンビニの袋を掲げて照れ笑いを浮かべた。



320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 16:58:19.97 ID:mtIWpott0
「アイス、かったのよ」
おー、ちょうどいいww
九月といえども暑さはまだ残る。
酒のせいもあって体は火照ったまま。
気が利くじゃないwww
「溶ける前に帰ろう」
前の日の事もあって少し照れくさかったのか、俺は一人先に歩いた。
トコトコと後ろを浮いてくる嫁。
歩く度にカサカサとコンビニの袋が音を立てる。
真夜中だから鮮明に耳元へと入ってくる。
お互いに前日の事は何も話さなかった。
ただ無言で家を目指す。



339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 17:03:57.28 ID:mtIWpott0
すると嫁が突然小走りに俺の横に来て手を握った。
「ん?」
俺は嫁を一瞥する。
嫁はそっと微笑んできた。でも少し寂しげ。
「ごめんなさい」
続いてこんな言葉。
俺はばつが悪くなった。
携帯を取り出して余った方の手でメール作成画面に文字を打ち込む。
打ち終わる頃には家に到着。



347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 17:05:49.93 ID:mtIWpott0
ドアの前で俺は嫁に携帯の画面を見せた。
『迷惑を掛ける掛けないじゃない。そこで変な意地を張られても困ります。俺はただ心配なだけ。だからそこで怒られると困ります』
ちょっと嫌味な文に。
すると嫁は何も言わずにドアを開けて先に入って行く。



354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 17:07:07.16 ID:mtIWpott0
なんだかなー、と思いながら俺も追うようにして部屋に入ると嫁は玄関に立っていた。

「せんせ、おかえりなさい」
バカだなこいつwww
でも、やっぱ、毎日この言葉が聞きたい。
でもそれだけのために会社に迷惑を掛けることも出来ない。
でもやっぱ嫁の「おかえり」と温かいご飯は食べたい。
課長の好意に甘えさせてもらおうかとこの時思った。
「ただいま」
俺は笑みを返した。ちょっと呆れながら。



363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 17:08:51.72 ID:mtIWpott0
次の休みの日には物件見学。
数件の候補の中から選んだのはメゾネットタイプのもの。
周りの雰囲気もいい。
近くには公園もあるし、スーパーもある。車通りも多くないしのんびりしたところ。
強いて難点を上げるならば駅から遠い。
でも幸い車も持っていたし、会社まで直で行けることもできる位置だったので問題点とまではいかない。
俺たちはここに住むことを決めた。




374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 17:11:20.27 ID:mtIWpott0
それでまた次の休み。
特に運ぶものもなかったのでいらないモノは処分してから車に積めるだけ積んで新しい家へと向かった。
車から物を運び出してはせっせと部屋の整理をしていると一台の車が横付けしてきた。
どうやらお隣さんのようで。
小さい女の子がはしゃいで車から飛び降りて来る。
続けて助手席から母親、そして運転席から父親。
後で挨拶をしに行こうと思っていたがタイミングが良かったので荷物運びを止めて汗だくの中その家族へと向かっていった。



385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 17:13:43.49 ID:mtIWpott0
「今度引っ越してきました○○って言います。よろしくお願いします」
キョトンとする家族一向。
「どーも、よろしくおねがいします」
父親が軽く頭を下げてきた。
たぶん俺よりも若いwww
いわゆるヤンママ、ヤンパパ?だ。

母親の方は挨拶をしてこない。
早く家の中に入りたがっている娘を叱っているだけ。
「うるさい!」
みたいにね。



393 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 17:15:48.68 ID:mtIWpott0

「はじめまして、よろしくおねがいします」
嫁も挨拶をする。
ここで空気が変わった。
父親も母親も怪訝そうな顔をして嫁を見る。
俺はもうかれこれ数年間聞き続けてきたから何も違和感を覚えないが、初めて嫁の言葉を耳にする者は一様にそんな表情をするんだwww
「この人、へんなしゃべり方してるよー!!」
女の子が指をさして笑う。



395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 17:16:43.03 ID:mtIWpott0
悪気はないと思うんだ。
でも、指をさされた嫁はキョトンとした顔を俺に向ける。
俺はその時は首を振ることしかできなかった。
「耳が聞こえないんです」
初対面の人にそんなこと言ったってどうもならない。
変に気を使わせちゃまずいしね。
せっかく互いが気に行った新居。
穏便に生活していくにはここは一先ず退いておこうと思った。
なんか幸先悪い……とも思った。
自分が情けないとも思った。



404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 17:17:31.93 ID:mtIWpott0
とにもかくにも引っ越し完了。
会社での仕事も以前のように戻った。
家に帰らない日もなくなった。
ストレスもなくなった。
ただ一つ、悩めることが。
そう。
夜の生活です。



412 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 17:18:57.12 ID:mtIWpott0
夜の生活というよりも『子供』ってことだな。
俺はゆっくりと思ってはいたんだが、やっぱり子供が欲しいなと思うようになった。
そのきっかけは嫁が聾学校の手伝いをするようになってからだ。




「嫁が妊娠しました」って言いに行くwwwようです



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 17:57:42.36 ID:mtIWpott0
嫁は半趣味半夢みたいな感じで絵本作家を目指している。
もとは翻訳作家になりたかったんだ。
でも、大学で英語も専攻して頑張ってたけどかなり厳しくて。
んで元から好きだった絵を描くことを融合して絵本作家。
MOEのイラストに応募してみたり、他の公募に出してみたりと色々やっている。




53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 18:03:18.53 ID:mtIWpott0
そんな中、一本の電話。
嫁が通っていた聾学校からの電話。
「ユウさん(嫁の仮名)の絵本を子供たちに聞かせてやってくれませんか」と。
話によれば聾学校で幼稚園生から小学校低学年くらいまでの子供を集めて朗読会を定期的に開催しているとのこと。
手話をメインにそこに言葉を加えて本を読んでいくというものだった。



57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 18:07:52.67 ID:mtIWpott0
嫁が通っていた聾学校は俺がもと住んでいたアパートから近くの場所。
そこまで通うのは大変だろうと思っていたが、どうやらそうではない。
新居から二十分ほどの場所にある聾学校でやってほしいとのこと。
それならばと嫁に話を持って行ったがすぐにおkは出さない。



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 18:11:59.88 ID:mtIWpott0
どうしてかと尋ねると
「よろこんてくれるのかな」と言う。
自信持てよwwと思った。
いい機会なんだからやってみればと促す。
そういうと嫁も頷いた。
嫁の通っていた聾学校の先生に紹介された聾学校に連絡をしてみると「試しに一回来てみてください」と言われた。



続き書いて…


Comment

[11569]

ちょっw続きが知りたいww

とりあえず二人に幸あればいいんじゃね?

[11570]

なんかバッドエンドなんてオチは無いよね…?
読んでてなんか泣けてきたんだけど…

[11571]

リア充しねって思った俺死ね

[11574]

※3
俺もだ
一緒に逝こうぜ

[11575]

※2
これのどこに泣ける要素があるんだよ

[11576]

え?ここで終わり?
せんせに一体なにがあったんだ・・・

[11577]

気持ち悪い
携帯小説以下だ
カップル板でやってろ

[11582]

途中でやめるなら最初からスレ立てんなって話だろ
あと毛糸さん台風とネパールの続きは?

[11583]

台風は今週末に残り全部上げます。
ネパールはスレを見かけてないので分かりません><

[11618]

嬉しいのは判るが4週間で報告はなぁ
安定期に入るか生まれた後に報告してほすぃ

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